2016年10月17日

【本】寝ながら学べる構造主義

6月に国語の恩師と「羅生門」について語らう機会がありました。
独自の切り口による解釈が非常に面白かったのですが、私が構造主義の話に全くついていけずに議論は消化不良に。

悔しかったので、構造主義の語彙を増やしたくて入門書として購入しました。

寝ながら学べる構造主義 ((文春新書)) -
寝ながら学べる構造主義 ((文春新書)) -

お、面白い・・・!

よく常識を疑えとか言いますが、その常識がどう編まれているのか?ということに対して、哲学者が出した答えを楽しめます。

引用されている原著も読んでおきたくなります。
面白い先生の授業ってこんな感じだったなぁ。

気分転換にジャンル違いの本を読んだつもりだったけど、結局浮かび上がるのは知識とは何か、教育とはなにかということ。

何だかネズミの嫁入りみたいです。

著者に対してあまりよくない意味で「ポップだな」と思っていたのですがこの本は良い意味でポップ。読みやすいです。「寝ながら」ってほど簡易ではなかったですが・・・。哲学書慣れしている人なら、寝ながら読めるかな。

果たしてこの本が入門編として適していたのか、原著を読んだら読み直してみたいです。
posted by akeboshi at 22:48 | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月20日

娘、新世界、失われる前の能力

【娘7ヶ月半】
いろいろなものに興味を示し手をのばすようになった。

見る、触る、なめる。

視覚、触覚、味覚の情報を統一させる作業なんだろうか。



成長とはある能力を単純に獲得していくだけではなく、能力を封じることで特殊化していく過程も含まれるのかもしれない。

生後6ヶ月の赤ちゃんはヒトだけでなくサルの顔が見分けられるらしい。
http://psych-www.colorado.edu/~tito/sp03/7536/Pascalis_et_al_2002.pdf

きっと、生活の中で繰り返し使う能力は残り、使わない能力は退化するのだろう。

赤ちゃんは大人が退化させてしまった様々な能力をもっているように思う。

彼女の目に映る空の青と海の青は全くの別物かもしれないし、虹は七色では表しきれないかもしれない。



最近の娘は暇になると泣くので、小型の電子ピアノを触らせてみた。

自然界の音を聞き分ける能力があるかもしれない彼女に、平均律の音階の概念を与えるのは、聴覚の世界の豊かさを損なう行為かもしれないなぁ……

音楽は西洋音楽に限られたものではないぞ娘よ……

と思いつつ遊ばせている。

楽しそうだからまぁ良い。

西洋音楽以外にハマりたいときは自分でハマりにいってもらえばよろしい。
posted by akeboshi at 22:11 | TrackBack(0) | 育児 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月13日

【本】さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす

『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす』/マーカス バッキンガムほか/日本経済新聞出版社

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす -
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす -

SNSで話題になっていたストレングスファインダーを、ようやくやってみました。
原題は "NOW, DISCOVER YOUR STRENGTHS"(さぁ、あなたの強みを見つけよう)
現代の方が本の内容を的確に示していて良いように思います。

34の資質のうち自分の強みを5つ診断してもらい、それを活かしていこーねという本です。

ストレングスファインダーに関しては他のブログで詳しく紹介されていますのでそちらをどうぞ。

・ミニマムな労力で自分の『才能』を発見し、それに人生エネルギーの99%を「楽しく」投資して『コスパのいい人生』をおくる方法 - A1理論はミニマリスト
http://okite.hatenadiary.jp/entry/2015/06/07/164256

・自分の強みが分かる「ストレングスファインダー」をやってみたら気持ち悪いくらい当たっていた http://www.ikedahayato.com/index.php/archives/6412

以下、この記事では自分の「ストレングスファインダー」の結果と、それを見て思ったことや自分の生活がどう変わったかについて書こうと思います。



私の強みの上位5つは
「学習欲」「コミュニケーション」「着想」「内省」「社交性」
でした。

うん、知ってた。というのが最初の感想。
説明文を一部引用します。

「学習欲」
あなたはいつも学ぶ「プロセス」に心を惹かれます。内容や結果よりもプロセスこそが、あなたにとっては刺激的なのです。あなたは何も知らない状態から能力を備えた状態に、着実で計画的なプロセスを経て移行することで活気づけられます。

「コミュニケーション」
あなたは説明すること、描写すること、進行役を務めること、人前で話すこと、書くことが好きです。
あなたはあなたが伝えたい情報を、それがアイデアであろうと、事実であろうと、製品の特性や特徴、何かの発見、あるいは教訓であろうと、人々の心に残したいと考えます。あなたは彼らの関心を自分に向けさせ、とらえて放さないようにしたいと思っています。

「着想」
あなたは複雑に見える表面の下に、なぜ物事はそうなっているかを説明する、的確で簡潔な考え方を発見すると嬉しくなります。着想とは結びつきです。
見た目には共通点のない現象が、何となく繋がりがありそうだと、あなたは好奇心をかき立てられるのです。
あなたは誰でも知っている世の中の事柄を取り上げ、それをひっくり返すことに非常に喜びを感じます。それによって人々は、その事柄を、変わっているけれど意外な角度から眺めることができます。

「内省」
あなたは頭脳活動を好みます。あなたは脳を刺激し、縦横無尽に頭を働かせることが好きです。あなたが頭を働かせている方向は、例えば問題を解こうとしているのかもしれないし、アイデアを考え出そうとしているのかもしれないし、あるいはほかの人の感情を理解しようとしているのかもしれません。何に集中しているかは、あなたのほかの強みによるでしょう。

「社交性」
あなたは何を話せばよいかを常に心得ているだけでなく、知らない人に近づくことを本当は楽しんでいます。なぜなら、はじめの一歩を踏み出して人との関係を作ることから、あなたは大きな満足を得るからです。


強み診断ということだけど、自分の欠点もここに付随するものが多いなぁと思います。
どう生かすかが重要になってくるのでしょうね。



さて、強みが34個に分類されているということはつまり、「強みは万人に共通する性質ではない」ということです。

特に「着想」が強みの1つとして分類されていることは衝撃でした。

「共通点がない複数の事象がつながっていたり、ありきたりな事象も角度を変えてみると全く違って見えることを面白いと思う」……というのは、誰しもに共通する感覚だと無意識に思っていました。

これは特定の人間に強く出る性質なのですね。

着想の強みを持つ同士は、こういう視点を投げ合って面白いねー!と盛り上がれるけど、
たとえば上位の強み5つが「競争性」「指令制」「信念」「責任感」「最上志向」の人にはあまりピンと来ないのかもしれません。



教員は「学習欲」「着想」の強みを持つ人が多そうだなぁと感覚的に思います。
私自身もよく教員同士の勉強会で学びを貪り、新たな着想に知的好奇心を刺激を受けたりしていました。

ただし生徒と対応するときは、生徒全員が「学習欲」「着想」の強みをもっているという前提だと齟齬が生じるように思います。



ストレングスファインダーをやってから、この人はあの資質が優位に出ているなぁ、と感じるようになりました。
人々の多様性を実感する上では有用ですが、レッテル貼りに陥らないよう意識していたいです。



2001年の本なので、挙げられている強みが若干古い感じもします。
ポストインターネット時代の強みは多少変化しているのではないでしょうか。

2020年版の34の強み、考えてみたら面白そうですね。(内省)
posted by akeboshi at 15:48 | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。